新規ホームページは Google と AI に評価されるまで時間が必要。その理由と対策

ホームページを公開しても、すぐに検索で上位に表示されるわけではありません。
Google検索でも、AI検索(Gemini・ChatGPT・AI Overviews)でも同じで、
新規サイトは必ず「評価待ちの時間」 が発生します。

これは、制作会社として多くのサイトを見てきた経験上、
新規ホームページが必ず通る“避けられない期間”です。

そして、これは「大幅リニューアル」も同じです。
公開時にURL構造やコンテンツが大きく変わると、
検索エンジンは “新しいサイトとして再評価” を行います。

では、なぜこの評価期間が必要なのか?
そして、この期間に何をすれば検索で強くなるのか?
わかりやすくまとめます。


■ なぜ新規ホームページはすぐに検索順位が上がらないのか

理由はとてもシンプルで、
Google も AI も、新しいサイトをすぐには信頼しないから。

評価に必要な要素は次のとおりです。

まず、Google は新しいホームページを
「安全か」「役に立つか」「本当に実在するのか」
これらを時間をかけて確認します。

公開したばかりのホームページは、
情報量、実績、更新履歴、ドメインの信頼度などが不足しており、
評価にはどうしても時間がかかります。

特に最近の Google は厳しくなっており、
新しいサイトは 2〜3ヶ月は順位が安定しない のが普通です。

AI検索(AI Overviews)も同じで、
生成AIは
「このサイトの情報は正しいか?」
「専門性はあるか?」
「他のサイトより信頼できるか?」
を慎重にチェックします。

新規サイトは情報が少なく、
実績データも蓄積されていないため、評価が遅れます。


■ 評価されるまでの期間に“やるべき対策”

ただ待つだけでは検索は上がりません。
評価期間中に何をするかで、その後の順位が大きく変わります。

ここが、多くの企業や店舗が「やれば良かった」と後悔するポイントです。

評価期間中にやるべきことは、次の3つだけです。


1. ホームページの更新を続ける

更新が止まると、Googleは
「運用されていないサイト」と判断し、
評価を後回しにします。

逆に、公開直後から記事を積み重ねると、
「活発に運用されているサイト」
として優先的に評価されます。

ブログは長文にする必要はありません。
まずは事例紹介、よくある質問、作業レポートなどでOKです。


2. 専門ページ・よくある質問ページを増やす

Google も AI も 専門性(E-E-A-T) を重視します。

特に最近は
「曖昧な情報」
「内容の薄いページ」
が極端に順位を落とす傾向があるため、

・サービスの詳しい説明
・専門的な知識
・症状別(用途別)のページ
・よくある質問

こうしたページを増やすと評価が一気に高まります。


3. 公式サイトからのリンク(内部リンク)を増やす

既存の公式サイトがある場合、
新規サイトへリンクを送ると評価が加速します。

Googleは
「実績あるサイトからリンクされている=信頼できる」
と判断するため、
新規サイトの評価スピードが大幅に上がります。

大幅リニューアルでも、URL変更がある場合は
これが特に重要になります。


■ 大幅リニューアルも“新規サイト扱い”になることがあります

ホームページを作り替えたときに

・URLが変わった
・構造が変わった
・ページが増えた/減った
・文章が大きく入れ替わった

このような変更があると、Google は
「別サイトとして評価」
することがあります。

その場合、新規公開と同じ評価期間が発生 します。

特に、テンプレートから WordPress への移行、
スマホ非対応からスマホ対応への変更、
情報の全面入れ替えなどは
ほぼ“新規扱い”になります。


■ 結論

新規ホームページも、大幅リニューアルも、すぐには検索で評価されません。

しかし、これは「悪い状態」ではなく、
どのサイトにも必ず存在する成長前の準備期間です。

大切なのは、
この期間にブログや情報を積み重ね、
「検索に強いホームページの土台」を作ること。

ホームページは作って終わりではなく、
育てていくことで強くなる媒体 です。

そして今は、AI検索が本格化し、
ホームページの専門性と情報量の重要度は
今まで以上に高くなっています。

公開直後は順位が不安定でも、
適切に更新を続けることで
3ヶ月、6ヶ月、1年後には
明確に結果が変わります。

これが、500本以上ブログホームページを見てきた
私の現場経験からの結論です。