「ホームページは完成して終わり」ではありません。5~6年前に制作したサイトで今感じていること

5~6年前、私は商工会や県の相談窓口の専門家として、ホームページに関する相談を数多く受けていました。
当時は、
「ホームページを作りたい。」
「WordPressで作ってみたい。」
そんな相談を受けることが多く、制作方法をアドバイスしたり、実際に制作のお手伝いをしたりすることもありました。
当時は、とにかくホームページを公開することが第一の目的でした。
しかし今振り返ると、一つだけ心残りがあります。
それは、
継続的なサポートや保守管理の重要性を十分にお伝えできなかったことです。(仕事の受注になるため言えない)
ホームページは完成すると、多くの方が相談に来られなくなります。
当然です。
「ホームページが完成した。」
「問題なく表示されている。」
そう思えば、それ以上気にすることはあまりありません。
ところが、ホームページは一度作れば何十年もそのまま使えるものではありません。
WordPressはもちろん、
- PHP
- テーマ
- プラグイン
- サーバー
これらも毎年のように更新されています。
つまり、ホームページもパソコンやスマートフォンと同じように、定期的なメンテナンスが必要なのです。
最近になって相談が増えてきた
ここ最近、5~6年前に制作されたWordPressサイトで、少しずつトラブルの相談が増えてきました。
例えば、
- WordPressを更新したら画面が真っ白になった
- 管理画面に入れなくなった
- 更新できない
- PHPの更新が必要と表示される
- 古いプラグインが動かない
もちろん、すべてのホームページで起きるわけではありません。
しかし、長期間メンテナンスを行っていないサイトほど、このようなトラブルが発生しやすくなります。
今回の画像のように、
「PHPの更新が必要です」
という警告が表示されるホームページも増えています。
PHPはWordPressが動作するための重要なプログラムです。
古いバージョンのまま使い続けると、
- セキュリティ更新が終了する
- WordPressの新しいバージョンに対応できない
- テーマやプラグインとの互換性に影響が出る
といったリスクがあります。
実際には、PHPだけを更新すれば良いという話ではありません。
PHPを更新すると、今度は古いテーマやプラグインが対応していないこともあります。
そのため、
- バックアップ
- PHPの更新
- WordPressの更新
- テーマの更新
- プラグインの更新
- 動作確認
という順番で慎重に作業する必要があります。
「今までよく動いてくれていた」と感じるサイトもある
正直なところ、
5年以上ほとんど更新せずに問題なく動いているホームページを見ると、
「ここまで大きなトラブルなく動いてくれていたんだな」
と思うこともあります。
それだけWordPressやレンタルサーバーは安定しているとも言えます。
しかし、それは「このままでも大丈夫」という意味ではありません。
古い環境のまま運用を続けるほど、ある日まとめて更新が必要になり、一度に多くの問題が発生する可能性があります。
手遅れになる前に
最近はWordPress 7.0への対応や、PHP 8.3以上への移行など、ホームページを取り巻く環境も大きく変わっています。
「今まで問題なかったから大丈夫。」
そう思っていても、数年ぶりの更新で思わぬトラブルになることもあります。
だからこそ、
ホームページは作って終わりではなく、育てながら守っていくもの。
この考え方がこれからますます重要になると感じています。
昔ご相談いただいた皆さまへ
5~6年前にご相談いただいた方の中には、今もそのままホームページを運営されている方もいらっしゃると思います。
もしこの記事をご覧になって、
「最近更新していないな」
「PHPの警告が出ている」
「WordPressが何年もそのまま」
という状態でしたら、一度ホームページの状態を確認されることをおすすめします。
トラブルが起きてからでは、復旧に時間も費用もかかる場合があります。
手遅れになる前に、一緒に確認しておくことが、結果として一番安心で、一番コストを抑えられる方法だと思っています。

