民泊ホームページに予約システムを入れる前に知ってほしい、トラブル

民泊や簡易宿所のホームページ制作をご相談いただく中で、
非常によく聞くのがこの言葉です。

「Booking.comの手数料が高いので、
ホームページから直接予約を取りたい」

考え方としては正しく、誰もが一度は通る道です。
しかし、自前で予約システムを持つことには、想像以上に大きなリスクがあります。

今回は、民泊ホームページで
「自前予約」がなぜ危険なのかを、制作側の視点からお伝えします。


自前予約システムは「トラブルを全部抱える仕組み」

Booking.comやAirbnbを使っている場合、
予約に関するトラブルはプラットフォームが一次対応します。

一方、ホームページに予約システムを組み込むと、
すべての責任が宿泊施設側に直撃します。

  • 予約が入ったと思ったら記録されていなかった
  • 二重予約が発生した
  • メールが届いていなかった
  • 日付や人数の入力ミスが起きた

これらはシステム上では「よくあるトラブル」ですが、
お客様にとっては 「泊まれない」「信用できない」 という致命的な問題になります。


個人情報とセキュリティの責任は想像以上に重い

予約システムを運営するということは、

  • 氏名
  • 電話番号
  • メールアドレス

といった個人情報を自社で管理するということです。

万が一、

  • 不正アクセス
  • サーバートラブル
  • 設定ミスによる情報漏洩

が起きた場合、
「知らなかった」「業者に任せていた」では済みません。

民泊事業者が個人情報管理の責任まで背負うのは、
正直リスクが大きすぎます。


WordPress予約プラグインは「ある日突然止まる」

自前予約システムの多くは、

  • WordPress
  • 予約プラグイン
  • 決済プラグイン

といった複数の仕組みで動いています。

そのため、

  • WordPressの更新
  • プラグインの更新
  • PHPバージョン変更

などをきっかけに、
予約機能だけが突然動かなくなることがあります。

これは実際に、制作現場では珍しい話ではありません。


解決策は「外部予約システムを使う」こと

ではどうすればいいのか。
答えはシンプルです。

予約は、専門の外部サービスに任せる。

たとえば、

  • レゼルバ
  • STORES予約

などの外部予約システムは、

  • セキュリティ
  • システム保守
  • トラブル対応

を専門会社が継続的に行っています。


ホームページは「集客」と「信頼」に集中する

理想的な役割分担はこうです。

  • ホームページ:
    施設の魅力・安心感・写真・想いを伝える
  • 予約:
    外部予約システムにリンクする

この形にすることで、

  • ホームページは軽く、壊れにくく
  • 予約は安定して運用

できます。


手数料を下げたいなら「段階的に考える」

Booking.comの手数料が高いのは事実です。
ただし、いきなり全てを自前にするのは危険です。

おすすめなのは、

  • 新規客:Booking.comなどで獲得
  • リピーター:自社ホームページ+外部予約へ誘導

この流れです。

これなら、
手数料を抑えながら、リスクも最小限にできます。


まとめ:民泊ホームページは「安全第一」が正解

ホームページに予約システムを入れたくなる気持ちは、
誰もが一度は抱きます。

しかし、

  • トラブル対応
  • セキュリティ
  • 継続運用

まで考えると、
自前予約は割に合わない選択になることが多いのが現実です。

「作れるか」ではなく「守れるか」

これが、民泊ホームページ設計で最も大切な視点です。